GITZO ”3Way雲台 ロープロファイル G2270M”とちょい古めの”G1228 MarkⅡ”2型4段三脚を導入した地味な理由。

 

筆者は昔からHUSKYの三脚や安物スリックを使い分けて撮影してきましたが、この度所属している会社でGITZOの3WAY雲台 G2270Mと三脚のを導入しました。

GITZOの三脚は昔から一生ものだと名高く、多くのカメラマンから愛されている名機ですが、なせそんなにも高い支持を受けているのでしょうか?

実際に手にした感想をもとに名機に迫っていきたいと思います。

 

購入元

今回購入した雲台 G2270MはAmazonで¥35,000、三脚はG1228 MarkⅡという古いものでヤフオクで¥32,000でした。

 

三脚はパイプ径がGITZOでいうところの2型の4段三脚です。言わずもがなのナットロック式、僕はこちらの方が慣れています。

最近GITZOのナットロックで採用されているGロックウルトラではありませんが、普通のナットロックでも十分使えます。

Gロックウルトラについて気になる方はこちらを確認してみてください。

 

三脚は当時でも高額だったと思われるので、15年以上経った今この価格はある意味お買い得です。

なぜ雲台は新品で三脚は中古で買ったのかといいますと、GITZO三脚はそもそも丈夫で、20年以上は使えるという実例がよくあることと、自分でメンテナンスができることが理由に挙げられます。

状態が良さそうならなおさら中古でも十分だと思ったからです。

万一使用に違和感があれば、とりあえず自分で直すことはできます。

 

それに対して雲台は複雑な構造をしているので、内部の不具合はどうしようもできません。

パン棒は微調整感覚に直結するシビアなパーツですし、万一曲がっていれば取り寄せないといけないので、そういった理由から中古だとコストがかかるリスクが高いです。

予算がないならせめて雲台は新品、三脚は中古という組み合わせの足回りにすることをお勧めします。

 

使用感

G2270Mは3way雲台ですのでパン棒が3本付いていますが、そのどれも素晴らしいレスポンスでした。

回して締まる幅がとても狭く作られているので、指だけの動きでキュッと確実に固定できました。

 

 

三脚に関しては腐っても鯛、とはまさにこのことで、むしろ腐ってもいなかったので非常にラッキーなのですが、さすがの噂通りの耐久性だなと感じました。人の手を渡った経歴があっても問題なく動きます。

中途半端な値段の三脚なら5年もすればパーツのどこかにガタが来ますが、この三脚は発売時期からして15年は経っているのに、文句なしに動かすことができました。

 

耐荷重

仕様通りの説明では説得力がないので、実際に使ってみた体感の感想ですが、

あまり長い望遠レンズをつけるのには向いてないと思います。EF70-200mm F2.8Lくらいがふらつかない限界ではないでしょうか。5kgくらいまでですね。

 

 

マウントタイプ

クイックシュータイプとちょっと迷ったんですが、1/4″ 3/8″両方使えるねじ止めタイプを選びました。

万一クイックシューを忘れると致命的だし、カメラは複数台使うのですべてにシューをつけるのは面倒だと思ったからです。そこもHUSKYからの癖ですね。

 

エレベーターについて(三脚)

この三脚のセンターポールはエレベーターは付いていないタイプです。

HUSKYを使っていたのでエレベーターハンドルは当たり前に使っていました。

この三脚は手であげないといけないので、少し大変かなと思っていました。

しかしエレベータータイプにも難点があります。それは一気にポールをあげることができないことです。

ハンドルをくるくる回して少しずつカメラを上げるのはじれったくもありました。

多少雑でも”ぐいっ!”っと手であげることができるのはメリットのひとつだと捉えました。

 

角度計(雲台)

あまり使う機会はないですが一応ついてます。数値的に正確にワンカット前の角度にもどったり、360°撮影で使えるかも?

 

ウエイトフック(三脚)

サンドバッグやリュックをひっかけて重心を安定させる定番パーツです。

 

 

ストッパー(雲台)

地味なやさしさです。カメラが回転しないようにプラスチックのダボがついてきました。

マウント上の隅に穴が各所あいているので、カメラの設置向きによって好きに挿すことができます。

 

レベラー(雲台)

水準器の事です。雲台の周囲に3箇所ついているので、チルトした際にざっくり水平を出したいときは結構役に立ちます。

 

サイズ感の比較

Amazonのカメラリュックと比較すると、雲台が少しオーバーする程度で、実際に装着した見た目は許容範囲内です。

機動性を考えるなら軽さ重視で設計されたGITZOのトラベラーを絶対に推します。

雲台も自由雲台がいいですね。

 

 

縦位置撮影の対応

カメラの付け方ですが、画像の向き(雲台に対してカメラが直交)に乗せると、縦位置にしたときにパン棒が水平パンニング時に軸に干渉して非常に面倒なんです。

 

縦位置が絶対に必要だとわかっているときのおすすめセッティングは、カメラを台に対して平行に付ける方法です。

チルト棒が短くなるんですが、慣れると位置変更に素早く対応することができます。

三脚や雲台の沼にはまらないために

アルカスイスやギア雲台など、雲台や三脚の購入を検討しているとさまざまな誘惑に流されます。

メーカーをどれにするかですら悩ましいので、段数や素材なども考慮すると膨大な選択肢の中から選んでいかないといけません。

取り敢えずおすすめする決断方法としては、中途半端な価格帯は絶対に手を出さない事です。

 

結局何を買えばええんや

どの価格が中途半端か?という疑問もありますが、とりあえず様々なフトコロ事情において、購入すべき三脚の価格帯を考えました。

3万円出すのが辛いと思えば、ズバリ5000円以下の三脚を買いましょう。

 

 

HUSKYを基準にすると、ちゃんとした三脚は5〜6万円を超えてからが一般的なので、1万円〜4万円の三脚は費用対感動(?)が薄いです。

6万円前後の余裕があるならHUSKYを買うと気分がいいです。すこしだけ重いですが。

 

 

また、8〜9万円ほど余裕があるなら、もう3万円貯金してGITZOの三脚と雲台セットを買った方が賢明だと思います。急ぎで三脚が必要であれば、いっそ5000以下円の三脚を買いましょう。

 

 

ギア雲台やアルカスイス、縦位置プレートなどは、経験上ハッキリ言って不要です。

普通のネジ止め3way雲台でバリバリ儲けている制作会社やプロカメラマンは山ほどいます。

比較的撮影機会の少ないアマチュアカメラマンさんが、わざわざ断腸の思いで買うほど費用対効果はないと思います。節約してレンズ資金の足しにした方が間違いなく賢明です。

というわけで、最も購入に値する三脚の価格帯は、5000円前後、6万円前後、12万前後の商品だと僕は考えています。

 

三脚や雲台の重要性は「とても大事!」と「止まればなんでもいい!」という意見で真っ二つにわかれます。

アマチュアさんにとっては懐事情も大切な基準だと思うので、無駄のないお買い物をして資産を本当に使うべきアイテムに注ぐべきだと思います。

 

冒頭でも述べましたが、ことGITZOに関しては丈夫に作られているがゆえに三脚は中古でも満足できるかと思います。雲台は新品を買ってください是非。

 

 

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